こんにちは

一宮市の耳鼻科、楓みみはなのどクリニックです

院長の城めぐりをご紹介します

今回訪れた城は韓国京畿道廣州市にある南漢山城(남한산성;ナマンサンソン)です

海抜約480mに位置し、山城全体の長さは約12.4kmあります

内部は平坦な地となっており、そこに朝鮮王が一時的に滞在する行宮(アングウ)や民衆の住宅が多くありました

朝鮮時代には1,000世帯、4,000人程が住んでいたそうです

もともとは統一新羅時代の672年に建てられた晝長城跡が活用され

1624年(仁祖2年)第16代仁祖王の時代、本格的に工事が始まり、1626年に完成しました

築城当時の武器は弓矢と刀剣が主であったため南漢山城には銃器や大砲などへの防御や備えはありませんでした

ところが築城からわずか10年後の1636年、中国大陸で台頭してきた清と戦争(丙子胡乱1636~1637)が起こり、主戦場となった「南漢山城」では壮絶な戦いが繰り広げられました

朝鮮軍はこの城に避難して47日間抗戦しましたが、清軍の火力兵器の前にあえなく敗れてしまいました

以後、南漢山城には火砲攻撃にも耐えうるよう改築が進められ、朝鮮王朝末期まで首都を守る南の要塞としての役割を果たしました

その歴史的、文化的価値が認められ、現在はユネスコ世界文化遺産に登録されています

 

旅行記を紹介します

ソウルより、タクシーで移動しました

行宮がある中心地を過ぎ、しばらく山を登り、城の西側にある國清寺(クッチョンサ)に着きました

日本のお寺とは異なる趣がありました

その後は徒歩で西門へ向かいました

門の外に出て、城壁沿いを歩くと展望台に着きました

展望台からはソウルの街並みが見えました、ただし曇っていてあまりよく見えませんでした、晴れた日にはこの画像の中心にロッテワールドタワーが見えるそうです(微妙に見えていましたが)

城内に戻り、城壁沿いを歩き、守禦将台(スオジャンデ)に向かいました

守禦将台は1751年に建造された2階建ての楼閣で、将軍が軍事指揮をするため東西南北の高台に
建てられた5つの将台のうち、唯一残存するひとつです

さらに城壁沿いを歩き、北門へ向かいます

城壁沿いは、ハイキングコースとして有名で、地域の方にも親しまれており、多くの地元の方が老若男女問わずハイキングを楽しんでおられました

北門に着きましたが、あいにく修復工事中でしたので、画像のみです

さらに城壁沿いに山を下り、行宮に着きました

行宮は朝鮮時代の王宮建築制度である「三朝」の原理に従い、外朝(臣下の場所)、治朝(王の政務場所)、燕朝(王の日常生活の場所)の3つの区域に分けられています

また行宮として初めて前方に王の執務室、後方に寝所を置く「前朝後寝」の原理が取り入れられています

さらには宗廟と社稷を置く唯一の行宮であったため、有事の際の臨時首都としての役割を果たすことができたそうです

王の執務室である外行殿です

王の座所もありました、玉座の後の屏風は韓国ドラマでもよく見られるものですよね

日月五峰図と呼び、太陽と月と5つの峰を描いた絵です

朝鮮時代の王の屏風に多く使われており、この絵は左右対称形式が特徴で、左側に月、右側に日が昇っている背景に、2筋の瀑布が流れる5つ峰と、一番前に植えられた松から成り立っています

大韓民国の1万ウォン札で、世宗大王の後にも描かれています

今回は日本の城と異なる、韓国の城を訪問しました

日本と韓国の城の構造の違い、文化の違い、そして中国も含めた東アジアの歴史に触れることができ、歴史好きの私にとってはとても有意義な城めぐりでした

そして南漢山城めぐりの後は、マッコリとチヂミなどを楽しむのが定番だそうです!!