概要

春先から秋(特に夏)にかけては生き物の活動が活発ですので、屋外にいると小さな虫が耳の中に入ってくることがあります。入る虫としてはハエやハチ、ガ、ゴキブリ、コガネムシ、ムカデなどが多いようです。一度入った虫は後退することが出来ず、どんどん中に入ろうとしますので、鼓膜に達すると虫の足音や羽音が激しく大きい音として聞こえたり、強い痛みを感じることがあります。また、お子様の中にはおもちゃを誤って耳に入れたりすることがあり、耳にいれる癖があるお子様もいらっしゃいます。入れるものとしては、ブロックやビーズ、BB弾、消しゴム、紙くずなど小さいものが多いようです。
綿棒や耳かきで無理に取ろうとすると、虫だとよけいに暴れたり、よけいに奥に入ってしまったり、鼓膜を傷つけてしまうことがありますので、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにお勧めします。耳鼻咽喉科では耳用の顕微鏡で細かく観察しながら摘出することができますし、まだ虫が生きている場合は麻酔薬などを耳に入れて虫を動かなくしたうえで安全に摘出することができます。

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耳や鼻の異物

 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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