概要

春先から秋(特に夏)にかけては生き物の活動が活発ですので、屋外にいると小さな虫が耳の中に入ってくることがあります。入る虫としてはハエやハチ、ガ、ゴキブリ、コガネムシ、ムカデなどが多いようです。一度入った虫は後退することが出来ず、どんどん中に入ろうとしますので、鼓膜に達すると虫の足音や羽音が激しく大きい音として聞こえたり、強い痛みを感じることがあります。また、お子様の中にはおもちゃを誤って耳に入れたりすることがあり、耳にいれる癖があるお子様もいらっしゃいます。入れるものとしては、ブロックやビーズ、BB弾、消しゴム、紙くずなど小さいものが多いようです。
綿棒や耳かきで無理に取ろうとすると、虫だとよけいに暴れたり、よけいに奥に入ってしまったり、鼓膜を傷つけてしまうことがありますので、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにお勧めします。耳鼻咽喉科では耳用の顕微鏡で細かく観察しながら摘出することができますし、まだ虫が生きている場合は麻酔薬などを耳に入れて虫を動かなくしたうえで安全に摘出することができます。