どんな病気ですか?
口の中には、真菌(カビ)の一種であるカンジダという菌が雑菌として存在しています。そのカンジダが何らかの原因で異常繁殖し、口の中にさまざまな症状を引き起こすことを、口腔カンジダ症といいます。
口の中はどうなりますか?
上あごや歯ぐき、頬の内側の粘膜に白いミルクかすのようなものが多数付着したり、くちびるや舌が赤くただれたりします。
症状
多くは口の中がしみて痛くなります。のどの違和感を感じる場合もあり、味覚の低下を引き起こす場合もあります。
原因
加齢にともなう唾液の減少が原因となることが多く、また、乳幼児がこの病気になることもあります。糖尿病の方や免疫力が低下している方、喘息で吸入ステロイドの治療を受けている方もこの病気になることがあります。
当院での治療
抗真菌薬(カビの抗生剤)を使用します。口の中に塗ったり、うがいをしたり、内服したりします。多くの場合、1~2週間で症状はおさまりますが、再発しやすいため、うがいなどを継続していただくことが必要となります。
日常生活での注意点
日ごろからうがいや歯磨きを行い、口の中を清潔に保ちます。唾液の分泌を促すため、食事はよく噛むようにしましょう。入れ歯をしている方は、入れ歯を常に清潔に保つようにしましょう。
執筆・監修医師紹介
院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介
経歴
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- 関西医科大学 医学部医学科 卒業
- 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
- 広島大学関連病院勤務
- 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
- 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
- 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
- 楓みみはなのどクリニック 院長
認定・資格
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- 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
- 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 博士(医学)広島大学
- 補聴器適合判定医師