口腔アレルギー症候群とは?

野菜や果物を摂取した後に、口やのどが腫れる、かゆくなる、むくむ、鼻水が出る、息が苦しい、喘息が出るなどのアレルギー症状を起こします。

原因

野菜や果物に、花粉に共通するアレルギー物質が含まれており、花粉症を患っている人に発症します。また、果物のアレルギーがある人の場合、ゴム(ラテックス)にもアレルギー症状を起こすことがあり、ゴム手袋を用いる場合などは注意が必要です。

検査

血液検査を行い、原因と考えられるアレルギー物質に対して陽性か陰性かを判断します。また、その結果により、花粉症なのか食物アレルギーなのかの鑑別を行うことも重要です。検査費用は保険適応で、1回の検査で13項目まで調べることができます。

当院での治療

もし摂取して症状が出た場合、症状に応じて抗アレルギー剤ステロイド剤などを内服します。

また、花粉症自体の治療も併せて行います。花粉症の原因アレルゲンを特定し、花粉にさらされることを予防することが最も重要です。さらに初期療法や薬物療法、舌下免疫療法などさまざまな治療を個人の希望や重症度などに応じて行います。


 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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