原因

歯などで唇を傷つけた際に、唇の中で唾液上の液体がたまってしまい、水ぶくれのようなできものが作られてしまうからです。なお、悪性ではありません。20歳以下の若年者に多くみられます。

症状

一般的に痛みはなく、やわらかく球状にぷっくりと腫れているだけです。下唇にできることが多く、唇の真ん中にはあまりできず、左右のどちらかに寄った場所にできます。

特徴

大きさは1cm以下のものが多く、噛んだりするとつぶれて、中から粘っこい透明な液体が出ます。いったんつぶれると治ったように見えますが、しばらくすると再発して腫れることが多いです。また、何度もつぶれると、表面がだんだん白く硬くなってきます。しばらくすると、また腫れることが多いです。

当院での治療

悪性ではないので、放置していても構いませんが、つぶれるたびに大きくなったり、硬くなることもあります。気になるのであれば、手術にて摘出することをお勧めします。手術は局所麻酔で行います。手術時間も約30分程度と短いため、日帰り手術で行います。のう胞の周囲を切開して、のう胞とその深部にある小唾液腺という唾液を作る組織の一部を合併して切除し、再発しにくくしています。また、ステロイド軟こうを塗る処置を行うこともありますが、治りにくいです。