概要

鼻の粘膜は毛細血管が豊富で、その血管が傷つくと出血し鼻血が出ます。鼻血の頻度や1回に出る量、鼻をかゆがってよくいじっていないか、また鼻づまりや鼻水などの症状の有無、さらには高血圧や出血しやすい病気の有無などが診断の参考になります。

お子様の場合、鼻を頻繁に触ることが多く、いじりすぎて鼻血がでることが多いです。

鼻をぶつけてけがをした時にも鼻血が出ることがあります。

大人の方の場合、鼻副鼻腔腫瘍がある時、特に悪性腫瘍ですと周りの組織を破壊して、血が混じった鼻水が出ることがあります。

また、特に原因がないのに鼻血が出ることがあります。このような時は高血圧で鼻の中の血管が破れやすく出血しやすい状態が考えられます。また、心臓や脳の病気で血液がサラサラになる薬を内服していたり、肝臓病や血液の病気で血が止まりにくい状態も考えられます。したがって、耳鼻咽喉科だけでなく内科での診察が必要になってくることがありますので、早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧します。

 

鼻血の応急処置の仕方

  1. 座位または半座位でうつむきの姿勢になる
  2. 口を開けたまま静かに口で呼吸する
  3. のどにおりてくる血液は飲み込まずに吐き出すようにする
  4. 鼻の入口のやわらかい部分を鼻の穴がしっかりとふさがるように指でつまみ、5~10
  5. 分程度圧迫する
  6. これでも血が止まらない場合は耳鼻咽喉科もしくは救急科を受診するようにする
  7. 自宅で血が止まった場合、翌日に耳鼻咽喉科を受診して、出血部位の確認をしてもらう