原因

アレルギー性鼻炎(花粉症)や鼻かぜが引き金になります。また、動脈硬化高血圧が原因となったり、血液がサラサラになる薬を飲まれている方も出血しやすくなります。

出血しやすい場所

鼻出血の多くは、鼻の穴の内側になる軟骨の部分(キーゼルバッハ部位)から出血します。この部分は奥の方ではなく、鼻の穴の入口から1cmくらいの部分で、血管が網目のように張り巡らされております。また、動脈硬化や高血圧が原因で出血する場合、鼻の奥の方からも出血することあります。

検査

前鼻鏡検査内視鏡検査などで、出血した部分を直接見て確認します。

出血回数や出血量が多い場合や血が止まりにくい場合は血液検査を行い、貧血や血液の病気がないかを調べます。

当院での治療

止血剤の内服を行います。さらに、出血した部分への治療としては、止血剤を付けた綿を鼻内に挿入して圧迫止血したり、炎症を抑える軟膏を塗ることがあります。また、粘膜の表面に血管が浮き出ている場合、血管を電気メスで焼く粘膜焼灼術を行うこともあります。アレルギー性鼻炎や鼻かぜを伴う場合は、対症療法として内服薬や頓服薬を使用することもあります。

ご家庭での止血方法

鼻出血が生じたら、横にならず座ったまま、頭を少し前かがみにします。そして、鼻の穴に少し湿らせた綿球やティッシュを詰め、鼻の穴の柔らかい部分(鼻翼)を10分ほど強くつまんでください。多くの場合はこの方法で止血可能です。なお、血液は大量に飲み込むとおう吐しますので、飲み込まず吐き出すようにしましょう。