咳喘息とは?
咳喘息はアレルギーによって起こる病気です。アレルギーによって起こる咳には気管支喘息がありますが、気管支喘息のようにヒューヒュー、ゼーゼーや呼吸困難を伴わない、咳だけの喘息が咳喘息です。最近、非常に増えている病気で、原因は不明ですが、風邪に引き続いて起こることが多いです。
症状
咳喘息の症状には次のような特徴があります。
①風邪のあとに咳だけがいつまでも残る
②8週間以上慢性的な空咳が続いている
③喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わない
④気管支喘息にも使用する気管支拡張薬の吸入で楽になる
当院での治療
気管支喘息と同じように気道の過敏な状態が続いているため、通常の風邪薬は効きません。風邪と異なり気管支拡張薬が効果を示します。その他、気管支喘息と同じく気道の炎症をおさえるために吸入ステロイド薬を使ったり、対症療法として咳止めや痰切りの薬を使用します。
日常生活の注意点
適切な治療を受けなかったり、治療が不十分だったりすると再発したり、気管支喘息に移行(約30%)することがあり、難治化することもあるので注意が必要です。また、タバコ環境(自分あるいは同居の方など)にある人は禁煙が必要になります。
執筆・監修医師紹介
院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介
経歴
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- 関西医科大学 医学部医学科 卒業
- 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
- 広島大学関連病院勤務
- 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
- 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
- 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
- 楓みみはなのどクリニック 院長
認定・資格
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- 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
- 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 博士(医学)広島大学
- 補聴器適合判定医師