咽喉頭異常感症とは?

のどは比較的デリケートな部位で、違和感を感じやすいです。症状としては痛みはなく、のどのイガイガ感、ひっかかる感じ、つまり感などいろいろな症状があります。原因としては、胃酸ののどへの逆流、喉頭アレルギー、心因的な要因、全身的原因などがあります。

検査

のどの内視鏡検査でできもの(腫瘍、がんなど)がないかを調べます。また、必要に応じてレントゲン検査やアレルギー検査、超音波検査などを行います。

当院での治療

原因に対して治療内容が異なります。共通する治療としては、のどの炎症を考慮した消炎剤の内服吸入(ネブライザー)などがあります。胃酸の逆流が考えられる場合は、胃薬の内服が2カ月程度必要となります。また、症状に応じて漢方薬やうがい薬、トローチなどを使用する場合もあります。

 

 

 

日常生活の注意点

お薬を続けても症状の改善が見られない場合は、お薬の変更や更なる精密検査、一定期間が経過してからの内視鏡検査が必要になります。まれに今の検査では発見し得ないような微細な病変が隠れていることもありますので、症状が全く改善しなかったり、持続する場合は再診してください。おタバコを吸われる方は禁煙をしたり、特に冬場の乾燥した時期は加湿器を使用したり、蒸しタオルを鼻やのどに当てたりして、のどに負担がかからないようにしてください。


 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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