症状

耳の表側の上半分が腫れ上がります。腫れた部分は、青紫色に見えることもあり、徐々に黄色透明になります。かゆみや、熱い感じを伴うことがありますが、痛みは軽度です。痛みが強い場合には、耳の軟骨に感染や炎症を起こしていることがあるので、早めの治療が必要です。

原因

耳を強く圧迫されたり、耳を打ち付けると、耳の皮膚の下が内出血を起こし、血液がたまって、血腫(血の塊)ができ、腫れた状態になります。格闘技や、コンタクトスポーツの競技者(柔道、相撲、ラクビー、レスリングなど)に多くみられます。耳介血腫を繰り返すと、耳の変形が起こることもあります。

当院での治療

腫れがごく軽い場合、自然に治癒することもあります。腫れが強い場合、血腫を取り除く必要があります。当院では、腫れた部分に、針を刺して血を抜き、抜いてへこんだ部分をガーゼなどで圧迫します。血腫を取り除いただけでは、再度血がたまりやすいので、ガーゼ交換をするため、週に2~3回程度の通院が必要になります。また、血が内部で固まると、針では血が抜けないため、小さく皮膚を切って、血腫を取り除くこともあります。

日常生活での注意点

発症予防や再発防止のため、耳に強い刺激を与えないようにしましよう。格闘技やスポーツを行う際には、頭のサイズに合った、ヘルメットやヘッドギア等で刺激から守りましょう。治療後は数日間、運動は控えるようにしましょう。また、感染を起こすと、耳の変形を起こしやすくなるため、痛みの悪化があるときは、早めに病院に受診するようにしましょう。