肺炎球菌とは?

肺炎球菌は、中耳炎副鼻腔炎(ちくのう症)を引き起こす代表的な細菌です。また、名前の通り、まれに肺炎や髄膜炎などの重い病気を引き起こすこともあります。

肺炎球菌の特徴

肺炎球菌は、実はどこにでもいる細菌で、お子さんの多くが鼻の奥やのどに肺炎球菌を持っています。この状態を保菌といいます。保菌しているだけなら問題はありませんが、小さなお子さんは抵抗力が弱いため、比較的簡単に肺炎球菌に負けて、細菌の増殖が起き、急性中耳炎や急性副鼻腔炎になってしまいます。

検査

主に、急性中耳炎のときの耳だれ、鼻かぜや副鼻腔炎のときの色の濃い鼻水を綿棒で採取して、肺炎球菌に感染しているかどうかを調べます。

当院での治療

抗菌薬の内服や点耳薬などを使用します。最近は抗菌薬が効きにくいタイプの肺炎球菌が増加しています。特に、0~3歳くらいまでの乳幼児の急性中耳炎には抗菌薬の効きにくいタイプが多くなっており、治療が難しくなっております。そのため、どの抗菌薬をどれくらいの期間使用するかの判断が非常に重要になってきております。

肺炎球菌には何度も感染しますか?

何度でも感染します。特に保育園などで集団生活をするお子さんは、感染しやすく、何度でも中耳炎にかかることが多く、そして治りにくいのが現状です。