症状
「耳がかゆい」「耳が痛い」「耳から膿(うみ)やしるが出る」「耳がポーンとする」「耳がにおう」・・・といった症状です。炎症が進むと、耳の後ろや耳の下も痛くなり、さらにひどくなると、夜も眠れないほど腫れて痛くなります。
外耳とは?
耳の穴の入口周辺から、鼓膜(こまく)の手前までを「外耳」といいます。「外耳炎」「外耳道炎」とは、耳の穴の中が赤く腫れた状態です。
原因
「耳の触りすぎ、耳そうじのしすぎ」「耳に水が入った」などがきっかけで炎症を起こします。特に気温が高い夏は、この病気にかかる方が急増します。
当院での治療
●軽症の場合・・・塗り薬(軟膏薬)を塗ったり、液体の薬(点耳薬)を耳の中に入れて治します。
●炎症が強い場合・・・抗炎症薬や抗アレルギー薬、抗菌薬などを内服します。膿が出ている時は
耳の洗浄をします。
多くの方は1週間前後で治りますが、特殊な細菌(耐性菌や真菌(カビ))が原因の場合は治りにくいので、頻繁に通院して耳を洗浄することがあります。
生活上、気をつけていただくこと
入浴や洗髪は問題ありませんが、プールは原則禁止です。また、治療中は耳の中を触らないようにしましょう。