扁桃腺とは?
扁桃腺は俗語であり、正式には口蓋扁桃と呼びます。その他に咽頭扁桃や耳管扁桃、舌根扁桃があり、のどや鼻から入る細菌やウイルスなどに対してバリアする役割を果たす免疫組織です。
症状
軽度の扁桃肥大であれば、特に症状がありませんが、左右の口蓋扁桃が真ん中でくっついてしまうほど大きいと、いびきが大きい、寝ている時に息が止まる(睡眠時無呼吸)、よだれが多い、食べるのが遅い、飲み込みずらそうなどの症状が出ます。
経過
生後すぐは、口蓋扁桃は小さいですが、年齢とともに大きくなり、5~6歳で大きさのピークをむかえます。そして、身体の成長とともに、口蓋扁桃は小さくなることが多いのですが、扁桃炎を繰り返しているお子さんは、扁桃肥大のまま成人しても小さくならないことがあります。
当院での治療方針
検診や小児科、内科で扁桃肥大と言われても、上記の症状がなければ、様子をみればよいでしょう。しかし、上記の症状がいくつかあったり、症状が強ければ、手術で口蓋扁桃を取ることをお勧めします。また、睡眠時無呼吸症候群を診断するために、あらかじめ睡眠検査を行っております。多くの場合、手術によって症状が改善します。なお、手術は入院が必要となりますので、治療可能な病院に紹介させていただきます。
執筆・監修医師紹介
院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介
経歴
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- 関西医科大学 医学部医学科 卒業
- 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
- 広島大学関連病院勤務
- 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
- 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
- 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
- 楓みみはなのどクリニック 院長
認定・資格
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- 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
- 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 博士(医学)広島大学
- 補聴器適合判定医師