現在の医療では「説明と同意」が大原則です。診察や検査、治療などを行うために、医師は患者さんとご家族に丁寧な「説明」を行い、治療を始める際には「同意」を得ることが求められています。 それはがんなどの大病だけでなく、風邪や花粉症、のどの痛み、鼻水、耳あか取りなど、一般的な病気や症状、処置であっても同様です。そのため、お子さんの受診には「説明と同意」が可能な保護者の付き添いが必須となります。お子さんがお一人で受診された場合、医療機関側としては十分な「説明と同意」を得ることができず、診察や検査、治療などを行うことができませんので、ご理解、ご協力お願い致します。
しかし、保護者の方のお仕事やご家庭の状況によっては、お子さんのお一人での受診を余儀なくされることもあります。従いまして、当院では高校生以下のお子さんのお一人での受診を、以下のルールを設けてお受けしております。十分にお読みになり、ご理解頂いた上で、ご受診ください。
注1)
当院の再診で、保護者同伴がない小学生(高学年;4~6年生)のお子さんがお一人で受診された際には、下記治療内容に限り受診をお受けしますが、保護者の同意書が必要となります。治療内容は、2か月以内に処方された花粉症やアレルギー、舌下免疫療法の薬、1週間以内に処方されたかぜ薬の同じ内容での継続投与のみに限られます。投薬内容の変更や追加、増量、日数増などは一切できません。同意書は受診毎に1通必要です。あらかじめご了承ください。
同意書は下記バナーよりダウンロードして頂き、必ず保護者の方が直筆で記入した上で、お子さんに持たせてください。よろしくお願い致します。
注2)
当院の再診で、保護者同伴がない中学生(13~15歳)のお子さんがお一人で受診された際には、下記治療内容に限り受診をお受けします。保護者の同意書は不要です。治療内容は、2か月以内に処方された花粉症やアレルギー、舌下免疫療法の薬、1週間以内に処方されたかぜ薬の同じ内容での継続投与のみに限られます。投薬内容の変更や追加、増量、日数増などは一切できません。
注3)
当院の再来初診や再診で、高校生の方では保護者同伴は不要ですが、検査(アレルギー検査、レントゲン検査、聴力検査、耳管検査など)や治療(処置、手術、点滴など)をご希望のとき、めまいや難聴、耳鳴り、扁桃炎、鼻出血などで症状がひどいときには必ず保護者同伴が必要です。同意を電話で確認することは一切できません。また、前回の診察が保護者同伴であり、次回の再診時に検査(聴力検査、耳管検査など)を行うとあらかじめ決まっており、保護者の同意が得られている際は、保護者同伴は不要です。しかし、検査内容(アレルギー検査やレントゲン検査などの侵襲を伴うもの)によっては保護者同伴が必要です。
注4)
緊急時(その場で適切な処置を行わなければ、重大な後遺症や生命の危険があると医師が判断する場合)は、保護者のご承諾なしに診断、治療を開始させて頂くことがあります。