こんにちは

一宮市の耳鼻科、楓みみはなのどクリニックです

冬は鼻出血を発症する頻度が高くなる季節です。冬は空気が冷たく乾燥しており、鼻の粘膜を傷つけやすくなります。また、鼻風邪や副鼻腔炎などにもかかりやすく、そのため鼻の粘膜が炎症で充血し、より出血しやすくなります。

鼻出血を発症させないためのポイント

①外出時はマスクを着用する

直接冷気を吸い込まず、粘膜を傷つけにくくするため

感染予防するため

鼻うがいをする

鼻をきれいに保ち、粘膜を傷つけにくくするため

感染予防をするため

鼻うがいについての詳細はこちらから👆

③起床時や就寝前に蒸しタオルを鼻に当てる

鼻の保湿を行い、粘膜を傷つけにくくするため

④エアコンや加湿器を利用して、室内の湿度を保つ

40~60%の範囲が適切です

40%未満ですとウイルスや細菌に感染して風邪をひきやすくなります

60%以上ですとカビが繁殖しやすくなります

⑤高血圧や心臓病の方は、病気をコントロールする

高血圧や心臓病の方は、動脈硬化もあり、血管が破れやすい傾向にあります。さらに、抗凝固剤といった血液をサラサラにする薬を内服していることが多く、出血すると血が止まりにくい状態にあります。そんな状態で血圧が上がると、簡単に出血するため、これらの病気をコントロールすることは重要です。かかりつけの内科を受診して、定期的に血圧測定や血液検査を行ってもらいましょう。また、日常から、ご自宅でも血圧測定をして、自分の血圧を認識することも大切です。

鼻出血の応急処置

上記に気をつけていても出血することはあります。その時はまず応急処置が必要です。適切な応急処置を行わないと、出血量が増えるため、貧血や気分不良にもつながるので注意してください。鼻出血が生じたら、横にならず座ったまま、頭を少し前かがみにします。そして、鼻の穴に少し湿らせた綿球やティッシュを詰め、鼻の穴の柔らかい部分(鼻翼)を10分ほど強くつまんでください。多くの場合はこの方法で止血可能です。なお、血液は大量に飲み込むとおう吐しますので、飲み込まず吐き出すようにしましょう。それでも止血しない場合は、直ちに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

鼻出血についての詳細はこちらから👆

 

当院は十分な感染対策を行い、withコロナに対応したクリニックです

みなさま、安心してご受診ください

引き続き感染対策(手洗い、うがい、マスクなどの咳エチケット)を忘れず行いましょう