アデノイドとは?

「アデノイド」とは扁桃腺の一種で、咽頭扁桃とも呼ばれます。鼻の奥、のどの一番上の上咽頭にあり、口を開けても見ることができないため、診察では内視鏡を鼻から挿入して確認します。

アデノイドの役割は?

口の中のさまざまな場所に扁桃腺があります。「アデノイド」は扁桃腺の一種なので、侵入した細菌やウイルスなどから鼻や口を守る働きをしています。

アデノイドの大きさ

アデノイドは4~6歳頃に大きさのピークを迎え、その後徐々に縮小していきます。思春期以降は、ほぼ消失するのが普通ですが、残存する場合もあり、大きさによってはさまざまな症状を引き起こします。また、風邪をひくと大きくなることがあります。

アデノイドが大きい場合

アデノイドはどのお子さんにもありますが、大きいと上に述べたようないろいろな症状や病気を引き起こしてしまいます。これをアデノイド増殖症といいます。そして、その経過が長くなると、日常生活に支障が出ることもあるため、手術で切除することを検討します。なお、手術は入院が必要となりますので、治療可能な病院に紹介させていただきます。


 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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