扁桃腺とは?

口蓋垂(いわゆるのどちんこ)の横に左右一対になっているのが扁桃腺で、正確には口蓋扁桃と呼びます。大きさは人によってさまざまですが、一般的には成長に伴い、小さくなっていきます。

症状

通常、のどの痛みから始まり、半日から一日で急に悪化します。食べ物が食べられない、唾液が飲み込めない、口が開けにくいなどの辛い症状が起こります。多くは片側で非常に強く感じます。また、高熱が出ることも多く、関節痛や頭痛が起こることもあります。

原因

かぜの原因であるウイルスや細菌が、扁桃腺に感染して炎症を起こし、さらにその炎症が扁桃腺の周囲へ広がることで、のど全体が腫れていきます。強い炎症が起きた場合になります。

当院での治療

炎症が軽ければ抗菌薬や消炎剤、解熱鎮痛薬の内服を行います。多くの場合は炎症が強いため、抗菌薬やステロイド剤の点滴を数日間は行う必要があります。また、炎症が強い状態が続くと、腫れた部分の中に膿がたまる扁桃周囲膿瘍に進行することがあります。この場合、膿を抜く処置が必要になります。膿を抜く処置は、注射針を刺して膿を抜く穿刺排膿処置とメスで切開して膿を抜く切開排膿術があります。のどの腫れがひどく、息がしづらい、食事が食べられない場合、入院加療を受ける必要がありますので、入院が可能な病院に紹介させていただきます。

日常生活での注意点

痛くて食べられない場合がありますので、脱水状態にならないよう、こまめに水分を摂取してください。また、何度もこの病気を繰り返すようでしたら、扁桃腺を取る手術を検討します。