ガマ腫とは何ですか?

舌の裏側にある舌下腺という唾液を作っている組織から唾液が漏れ出し、その唾液がたまってできた水風船のような腫れ物です。つぶれたり、針を刺して吸引すると粘っこい液体(唾液)が出てきます。なお、悪性ではありません。

症状

通常、痛みはなく、舌の裏側がプクっと腫れたり、あごの下が腫れてきたりします。自然に破れて中の液体が出て、腫れが引くこともありますが、再発しやすいです。なお、腫れが強くなると、食べたり、話をしたりすることが不自由になってしまいます。

当院での治療

根本的な治療は、腫れている袋ごと摘出することが必要になりますが、初めて腫れたのであれば、袋の中の液体を注射器で抜くだけでも一旦は腫れが引いて症状が改善します。ただし、すぐに再発するようでしたら、摘出手術特殊な薬を注入する硬化療法が必要になりますので、治療が可能な病院に紹介させていただきます。

日常生活の注意点

特に食事制限はありませんが、袋が破れやすいので、歯磨きをする際は傷つけないように注意してください。

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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