症状

のどが痛い、飲み込みにくいなどといった症状が急に出現します。さらにひどくなると、ものが飲み込めない、声が出しづらい、横になると息苦しいといった入院を必要とする強い症状が出ます。場合により、急速に呼吸困難になってしまう病気です。

原因

喉頭蓋は気管に食べ物や唾液が誤嚥しないように気道をふさぐ蓋(ふた)の役割をしています。ここに風邪を引き起こす細菌やウイルスなどが、感染を起こすと、のどの奥の粘膜が急に強く腫れて気道が狭くなり、発症します。

当院での治療

そのまま放置すると、呼吸困難になり危険な状態になる場合もあります。当院では点滴による治療を中心に行います。点滴の内容は、感染を抑えるための抗菌薬や腫れを抑えるためのステロイド剤を使用します。また、消炎剤の内服や吸入治療を行います。吸入治療は週に2~3回程度行うと効果が高いので、吸入治療を行うための通院も可能です。以上の治療により多くは改善しますが、改善がない場合や悪化する場合は入院治療が必要になりますので、入院治療が可能な病院に紹介させていただきます。

夜間に呼吸困難になった場合は?

当院は夜間の対応はできませんので、もし夜間に呼吸困難を感じたら、総合病院の救急外来を受診してください。

 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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