鼻前庭炎とは?

鼻前庭炎は、鼻の入口に近い部分(鼻毛が生えている部分)が炎症を起こした状態のことです。ブドウ球菌などの細菌による感染が原因で、鼻ほじり鼻のかみすぎ鼻毛を抜いたりすることで起こります。さらに悪化した場合は「鼻せつ」といって、鼻の入口に近い部分におできが出来て、鼻の先端の皮下組織まで感染が広がることもあります。

どんな症状ですか?

炎症が軽い場合は、鼻の入口がヒリヒリする程度ですが、炎症が広がると、痛みや腫れが現れ、分泌液が出てきます。鼻毛の根元に吹き出物ができたり(毛のう炎)、鼻の入口の周辺にかさぶたが出来たりします。そのかさぶたがはがれると出血する原因になります。「鼻せつ」になると鼻が腫れ、かなりの痛みが生じます。

当院での治療

症状が軽い場合は、抗菌薬を含んだ軟膏を塗れば治りますが、炎症が強い場合は消炎剤や抗菌薬を内服したり、抗菌薬の点滴を行うことがあります。なお、「鼻せつ」など炎症がひどい場合やお薬の治療で改善されない場合は、手術によって膿を排出する処置を行わなければならないことがあります。

日常生活での注意点

毛穴から菌が入り炎症を起こすことがあるので、鼻毛を抜くのは避け、鼻毛の処理はハサミで行いましょう。汚れた手で鼻を触らないようにし、鼻水はきちんとかみましょう。