当院で行っているアレルギー検査

鼻汁好酸球検査

鼻水を綿棒でぬぐい、アレルギーの存在や程度を調べます。約1週間で結果が分かります。アレルギーの原因(アレルゲン)を調べることはできないので、その際は血液検査が必要となります。検査費用は保険適応です。(その他診察料や処置料、処方箋料などが別途かかります)一宮市在住の中学生以下のお子さんでしたら、こども医療費の助成制度を利用できるため、費用負担はありません。

血液検査

アレルギーの原因(アレルゲン)を調べます。

1)ドロップスクリーン

2)VIEW39検査

静脈採血による血液検査です。上記39種類のアレルゲンを調べることができます。約1週間で結果が分かります。検査費用は保険適応です。(その他診察料や処置料、処方箋料などが別途かかります)一宮市在住の中学生以下のお子さんでしたら、こども医療費の助成制度を利用できるため、費用負担はありません。

ドロップスクリーンとの検査項目の違いは、コナヒョウヒダニトマトモモの検査はできませんが、マラセチア(属)の検査ができます。その他検査項目は同じです。

3)RAST検査

静脈採血による血液検査です。セットのアレルギー検査ではなく、ご自身が気になっているアレルゲンに絞って、1回の検査で13種類まで調べることができます。約1週間で結果が分かります。検査費用は保険適応です。(その他診察料や処置料、処方箋料などが別途かかります)一宮市在住の中学生以下のお子さんでしたら、こども医療費の助成制度を利用できるため、費用負担はありません。

◎当院で実施可能なアレルゲンの一覧

 

 

なぜアレルギー検査が必要か?

現在、国民の半分は何らかのアレルギーの病気にかかっているといわれています。アレルギーは、特定の物質に対する過剰な免疫反応によって起こります。もともと免疫とは、体の中に侵入した細菌やウイルスなどを攻撃し、自分の体を守る正常な仕組みのことです。しかし、遺伝的に免疫反応が過剰になりやすい体質、ハウスダストや花粉などの物質を過剰に体内に取り入れてしまう環境にいることなどが原因となり、体に害を与えることがない物質まで免疫の仕組みによって攻撃されてしまい、全身にさまざまなアレルギー症状が引き起こされます。
アレルギーの症状は年齢によって変化していくことが特徴です。幼少期にはアトピー性皮膚炎食物アレルギー、成長していくと気管支喘息アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎などを発症するようになり、治らない場合は成人喘息に移行することもあります。このようにアレルギー症状が連鎖することをアレルギーマーチと言い、小さいうちからアレルギーにならないように対策することが大切です。そのためには、自分が何のアレルギーなのかを確認することが必要です。早いと2歳でもアレルギーのあるお子さまもみえます。幼稚園や保育園、小学校に上がる際には給食が始まりますので、原因(アレルゲン)がわからないままですと、給食を食べた際に食物アレルギーが発症する可能性もあります。したがって、原因を調べることは、アレルギーの予防や治療のために非常に大切となってきます。

アレルギー検査が必要となる例

◎入園、入学前のアレルギーチェック(給食や課外活動への対策)

◎なんちゃって花粉症(何となく花粉症と思い込み、検査せずに市販薬を使用し続ける)

◎決まった季節にくしゃみ、鼻水、目のかゆみが出る

◎掃除をするとくしゃみ、鼻水、目のかゆみが出る

◎舌下免疫療法をやりたい

◎咳や喘息がなかなか治らない

◎じんましんの原因がわからない

◎肌が乾燥しやすく、湿疹が出やすい、肌が荒れやすい

◎ちょとした刺激で肌が赤くなりやすい

◎ペット(イヌやネコ、ハムスター、うさぎ、インコなど)を飼い始めたいので、アレルギーが心配

◎フルーツや野菜を食べるとのどがイガイガする

◎家族にアレルギー体質の方がいる    など

以上のような項目に当てはまる方は一度アレルギー検査をすることをおススメします!!

当院では、血液検査によりアレルギーの原因となるアレルゲンを調べることができますので、お気軽にご相談ください。

 

検査についての動画を公開しておりますのでご視聴下さい。

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執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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