MRSAとは?

MRSAとはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略語です。抗菌薬が効きにくい細菌と理解するとわかりやすいです。なお、抗菌薬が効きにくいMRSAに対して、抗菌薬が有効な黄色ブドウ球菌をMSSAと呼んでいます。

どんな細菌ですか?

MRSAを含めた黄色ブドウ球菌は、ごくありふれた細菌で、私たちの髪の毛皮膚鼻の中耳の中などによく付着しています。黄色ブドウ球菌は弱毒性のため、私たちが健康体であれば、何の問題もありません。しかし、MRSAは抗菌薬が効きにくい細菌のため、弱毒菌といえでも傷や炎症のある部分に存在すると治りにくくなります。

*耳や鼻の中の細菌

当院での治療

耳の治療

耳だれがある場合は、繰り返し洗浄して細菌を洗い流します。さらに、抗菌薬の入った点耳薬を使用し、耳だれが止まるようにします。洗浄は頻繁に行う必要があり、週に2~3回くらいの通院が必要です。

鼻の治療

鼻の入口がただれている場合は、抗菌薬の軟膏を塗り、重症であれば抗菌薬の内服も行います。

日常生活での注意点

耳や鼻に共通して言えることは、患部を指で触らないようにすることです。指で触ってしまうと、指にもMRSAが付いてしまい、その指を介して他の部分にも感染や炎症が起きてしまうことがあります。もし、触ってしまった場合は、しっかりと手洗いをしましょう。特にお子さんは、我慢できずに触ってしまうので、ご家族の方が注意してみてあげましょう。