耳管とはどんなもの?

鼻の奥と鼓膜を結ぶ通り道で、鼓膜が常に良い状態を保てるように、気圧調整のための気圧弁の働きをしています。通常、耳管は閉じていますが、あくびをしたり、物を飲み込んだりするときに開き、気圧調整をしています。

 

症状

自分の呼吸音が聞こえたり耳が詰まる感じがします。呼吸のたびに耳の違和感が出たり、自分の声が響いて聞こえたりします。ただ、横になって寝ている時や、おじぎをすると症状が消えることもあります。

原因

病気やダイエット、加齢などで体重が減ったあとに起こることが多く、耳管を取り囲む脂肪や筋肉が痩せてしまうことで、耳管の本来の機能が発揮されないため、不快な症状が出てしまいます。また、妊娠中にも同様の症状が出ることがあります。

当院での治療

*薬物療法:粘膜修復剤血流改善剤漢方薬の内服を行います。

*処置

 生理食塩水の点鼻療法:鼻の奥にある耳管の入口をふさいで、症状を改善させます。

 鼓膜パッチ:鼓膜に特殊なテープを貼り、鼓膜の動きを抑えて、症状を改善させます。

 耳管通気:鼻の奥にある耳管の入口から空気や薬液を送り込んで、症状を改善させます。

注)点鼻療法や耳管通気は効果が長続きしないため、繰り返して行う必要があります。なお、体重が増えれば症状が消失する場合もありますし、症状が軽ければ自然に治ることもあります。

日常生活での注意点

まずは、ご自身の病気を理解することが大切です。理解がないと、精神的不安が高まり、病気が悪化する可能性があります。また、水分摂取は十分行い、過度のダイエット鼻すすりをしないように注意してください。