アテロームとは?

別名、粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれ、一般的には“脂肪のかたまり”といわれていますが、実際は脂肪のかたまりではありません。皮膚の下に小さな袋状のものができ、その中に皮膚の角質や皮脂がたまり、次第に大きくなったできものです。良性のできものですが、全身のどこにでもでき、ひとつと限らず複数できる場合もあります。たまった角質や皮脂は、袋の外に自然に出ることはないため、次第に大きくなることはあっても、小さくなることはありません。顔、首、背中、耳の後ろにできやすく、できものの真ん中に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、臭くてドロドロしたマヨネーズ状の物質が出てくることがあります。

治療

〇赤く腫れて炎症をともなう場合

抗菌薬を内服します。炎症が強い場合は、軟膏(塗り薬)を塗ったり、腫れた皮膚を少し切って膿を外に出して、炎症を鎮めます。

〇赤みや痛みを伴わない場合

できものが小さければ、様子をみても良いでしょう。

*何度も炎症を起こし赤く腫れたり、目立つような大きさになった場合は、手術で摘出することを検討した方が良いでしょう。ただし、あくまで良性のできものですから、手術をするかしないかは、医師とよく相談することをお勧めします。

どんな手術ですか?

通常、入院はせず局所麻酔で行います。大きさにもよりますが、皮膚を切開して、皮膚の下にあるできものを取り除きます。手術時間は30分程度かかります。