Q急性中耳炎との違いは?

A急性中耳炎は、かぜなどが原因で急に耳が痛くなり、鼓膜が赤く腫れてしまう状態です。一方、滲出性中耳炎は、急性中耳炎が治りきらないといったことなどが原因で、鼓膜の内側に「水たまり」ができてしまう状態をいいます。

 

Q滲出性中耳炎になると、どうなるの?

A聞こえが悪くなります。そのため小さなお子さんの場合、長期間に及ぶ滲出性中耳炎は、言葉の発達に影響を及ぼすともいわれています。

 

Q自然に治ることもある?

A滲出性中耳炎や急性中耳炎の主な原因は鼻かぜのため、多くの場合は鼻かぜが治れば自然に治っていきます。しかし、治りにくい中耳炎もあり、根気強く通院治療をする必要があります。

 

Q自然に治らないときは?

Aマクロライド療法と呼ばれる、「クラリス」「クラリシッド」といった抗菌薬を2週間から1か月程度内服して頂く治療や、「鼓膜切開」をして滲出液を抜いたり、鼓膜に専用チューブを留置し、鼓膜の外と内の換気を図る治療を行います。チューブは1~2年程度留置する必要があり、その間は定期的に耳鼻咽喉科に受診してチューブの管理を行います。

Q繰り返すと、将来難聴が残るの?

A滲出性中耳炎を何度繰り返しても、その都度きちんと治れば難聴にはなりません。ただし、治らない状態が何年も続くと、将来難聴が残ったり、重症型中耳炎に移行することもあります。

*生活上の注意点は、「お風呂では潜らない」「鼻水が出るときはプールに入らない」「鼻水はすすらない」などです。ご不明な点はお気軽にご相談ください。