妊娠中の花粉症

妊娠による生理的変化、ホルモン分泌機能の変化、自律神経系の変調などにより、鼻の粘膜も過敏になり、花粉症は悪化しやすくなります。

妊娠(受精)前~妊娠3週末まで

この時期は、花粉症の治療で処方されるお薬の影響はほぼありません。

妊娠4週~15週末(4カ月末)まで

妊娠4カ月の半ばまでは胎児の大事な器官形成期にあたり、薬の使用は避けた方が安全です。市販の内服薬や点鼻薬も控えましょう。

妊娠16週末(5カ月)以降

症状が強ければ抗アレルギー剤の内服ステロイド点鼻薬漢方薬を使用することが可能です。また、蒸しタオルや鼻洗浄、蒸気の吸入は引き続き行いましょう。

授乳中の方へ

体内への吸収がほとんどない点鼻薬を中心とした治療となります。内服可能な抗アレルギー剤もあるため、我慢せずに治療を行い、症状を軽くした方が生活のリズムもよくなります。遠慮なく、医師にご相談下さい。