アデノイドとは?
「アデノイド」とは扁桃腺の一種で、咽頭扁桃とも呼ばれます。鼻の奥、のどの一番上の上咽頭にあり、口を開けても見ることができないため、診察では内視鏡を鼻から挿入して確認します。
アデノイドの役割は?
口の中のさまざまな場所に扁桃腺があります。「アデノイド」は扁桃腺の一種なので、侵入した細菌やウイルスなどから鼻や口を守る働きをしています。
アデノイドの大きさ
アデノイドは4~6歳頃に大きさのピークを迎え、その後徐々に縮小していきます。思春期以降は、ほぼ消失するのが普通ですが、残存する場合もあり、大きさによってはさまざまな症状を引き起こします。また、風邪をひくと大きくなることがあります。
アデノイドが大きい場合
アデノイドはどのお子さんにもありますが、大きいと上に述べたようないろいろな症状や病気を引き起こしてしまいます。これをアデノイド増殖症といいます。そして、その経過が長くなると、日常生活に支障が出ることもあるため、手術で切除することを検討します。