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子どもの発熱|何℃から?受診の目安と家庭での対応

子どもが熱を出すと、

「何℃からが発熱?」
「すぐ病院へ行ったほうがいい?」
「解熱剤は使ったほうがいい?」

と心配になることがあると思います。

子どもの体温は大人より変動しやすく、体温の数字だけでお子さんの状態を判断することはできません。

大切なのは、

「何℃あるか」だけでなく、元気・水分・呼吸・顔色など、お子さん全体の様子を見ることです。

「子どもの発熱 体温だけでなく、元気さを見ましょう」

子どもの体温は1日の中でも変わります

体温には1日の中で変化する日内変動があります。

一般的には朝は低めで、午後から夕方にかけて高くなる傾向があります。

また、

  • 運動したあと
  • 食事のあと
  • 入浴後
  • 泣いたあと
  • 暑い場所にいたとき

などにも、一時的に体温が高くなることがあります。

そのため、普段から元気なときの体温を測り、お子さんの平熱を知っておくと判断の参考になります。

子どもは何℃から「発熱」?

一般的には、37.5℃以上が発熱のひとつの目安として扱われます。

ただし、

37.5℃を超えた=重い病気

という意味ではありません。

逆に、それほど高熱でなくても、お子さんの全身状態が悪い場合には注意が必要です。

数字だけを見るのではなく、普段のお子さんとの違いを見ることが大切です。

熱が出たら「4つ」を確認しましょう

お子さんが発熱したら、まず次の4つを確認してください。

① 元気

呼びかけにいつも通り反応するか、ぐったりしていないかを確認します。

② 水分

水やお茶、母乳などを飲めているか、尿が出ているかを確認します。

③ 呼吸

息が苦しそうではないか、呼吸が極端に速くないか、ゼーゼーしていないかなどを確認します。

④ 顔色

顔色や唇の色が悪くないか、いつもと明らかに違わないかを確認します。

体温が高くても比較的元気で水分がとれている場合と、熱はそれほど高くなくてもぐったりしている場合では、注意すべき程度が異なります。

解熱剤は「熱を下げるため」だけの薬ではありません

「38℃になったら解熱剤を使う」など、体温だけを基準にする必要はありません。

解熱剤は、発熱によるつらさを和らげて、

眠りやすくする
水分をとりやすくする
少し楽に過ごせるようにする

ために使用します。

そのため、

熱があっても元気に過ごしている → 必ずしも使用する必要はありません。

一方、

熱でつらそう・眠れない・水分がとりにくい

といった場合には、医師から処方されている解熱剤を指示された方法で使用してください。

「何℃だから使う」ではなく、「つらそうかどうか」が一つの目安です。

発熱+「耳・鼻・のど」の症状にも注意しましょう

子どもの発熱では、風邪だけでなく耳鼻咽喉科の病気が原因となっていることもあります。

耳を痛がる

発熱とともに耳を痛がる、耳を頻繁に触る、機嫌が悪い場合には、急性中耳炎などの可能性があります。

鼻水・鼻づまりが続く

鼻水や鼻づまり、咳などが長引く場合には、鼻や副鼻腔の炎症が関係していることがあります。

のどを痛がる

のどの炎症や扁桃炎などでも発熱することがあります。

特に小さなお子さんは症状をうまく説明できません。

「発熱+耳・鼻・のどの症状」がある場合には、耳鼻咽喉科で原因を確認することも大切です。

こんなときは早めに医療機関へ

体温の数字だけではなく、次のような症状がある場合には注意してください。

  • ぐったりして反応が悪い
  • 呼吸が苦しそう
  • 顔色や唇の色が悪い
  • 水分がほとんどとれない
  • 尿が極端に少ない
  • けいれんが起こった
  • 強い痛みを訴えている
  • 発熱が続き、全身状態が悪くなっている

特に生後3か月未満の赤ちゃんの発熱は、全身状態がよく見えても速やかな医療機関への相談・受診が必要です。

家庭での過ごし方

発熱しているときは、無理に食事をとらせることよりも、水分を少しずつとることを優先します。

厚着をさせすぎる必要もありません。お子さんが快適に過ごせる服装や室温にしましょう。

熱が上がり始めて寒がっているときには温かくし、熱が上がりきって暑がっている場合には衣服や布団を調節します。

また、熱が出た時間、最高体温、使用した薬、ほかの症状などを記録しておくと診察時に役立ちます。

子どもの発熱は「体温+全身状態」で判断しましょう

子どもの体温は1日の中でも変動します。

発熱したときに最も大切なのは、体温計の数字だけを見ることではありません。

元気があるか
水分がとれているか
呼吸は苦しくないか
顔色は悪くないか

を一緒に確認しましょう。

そして、耳を痛がる、鼻水が続く、のどを痛がるなどの症状がある場合には、耳鼻咽喉科で原因を調べることができます。

体温だけでなく、「いつものお子さんと違うか」を見ることが大切です。

「耳を痛がる」
👉急性中耳炎について詳しくはこちら

「鼻水・鼻づまりが続く」
👉子どもの鼻水について詳しくはこちら

「のどを痛がる」
👉のどが痛いについて詳しくはこちら

子どもの病気についてはこちら

👉こどもの耳鼻科外来

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執筆・監修医師紹介

中下 陽介(なかしもようすけ)

院長・医学博士・耳鼻咽喉科専門医

耳・鼻・のどの症状でお困りの患者さんに安心して受診していただけるよう、一人ひとりの症状や生活背景に合わせた分かりやすい診療を心掛けています。

当院では、専門的な知識と経験を生かし、適切な検査・診断・治療をご提案しています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

主な資格・認定

  • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定騒音性難聴担当医
  • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 嚥下トレーニング協会認定講師
  • 日本レセプト学会認定レセプト管理士
  • 博士(医学)広島大学
  • 補聴器適合判定医師

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