症状

1~3歳児に多い病気で、そのほとんどが「かぜ」から移行し発症します。多くの場合、発熱が現れ、咳が出るようになり、次に「ケンケン」といった犬やオットセイの鳴き声のような咳をするようになります。また、声がれも起きてきます。そして、空気の通り道である気道(気管の入口)が腫れて狭くなるため、呼吸をする時に「ヒューヒュー」という音を立てるようになり、さらにひどくなると呼吸困難になることもあります。

原因

かぜが引き金でなりますが、声帯の真下にウイルスや細菌が感染して起こる、急性の炎症です。5歳以上になると気道(気管)が太くなるため、この病気にかかりにくくなります。

当院での治療

抗菌薬や消炎剤、気管支拡張薬の内服を行います。また、消炎剤や気管支拡張薬の吸入を1日に1~2回行います。重症の時や急に呼吸がしにくくなる場合、入院治療が必要になりますので、入院治療が可能な病院に紹介させていただきます。

 

 

 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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