どんな病気ですか?

病名に「先天性」とあるように生まれつきの病気で、穴の中は奥行1cmくらいの小さな袋(瘻孔)になっています。10~20人に1人の割合でみられます。片側だけの方もいれば、両側の方もいます。また、耳の前にできることが多いですが、耳の穴の中にもできることがあります。

症状

普段は耳の前に小さな穴があいているだけで症状はありませんが、細菌が穴の中に入り感染を起こすと化膿してしまい、赤く腫れて痛みます。炎症が強くなると、皮膚が破れて膿が出てくることもあります。また、穴の周りを押すと、いつも少量の膿が出るという方もいます。

当院での治療

特に症状がない場合は、治療の必要はありません。軽い赤みや腫れがある場合は、抗菌薬を内服します。また、穴の周囲を押して膿を押し出すこともあります。炎症が強くなり、赤みの範囲が拡大し、腫れが強くなった場合は、点滴により抗菌薬を投与したり、腫れている箇所を切開して膿を出し、洗浄を繰り返すこともあります。

今後について

強い炎症を何度も繰り返す場合は、手術で瘻孔を摘出し、再発しないようにします。当院では手術は行っておりませんので、手術が可能な施設に紹介させていただきます。