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BPPV(良性発作性頭位めまい症)とめまいリハビリとは?症状・原因・検査と治療

「朝、起き上がると天井がぐるぐる回る」「寝返りで急にめまいが出る」「吐き気はあるが、しばらくじっとすると少し楽になる」。

このようなめまいは、BPPV(良性発作性頭位めまい症)の可能性があります。自宅で継続できるめまいリハビリ(体操)を中心に、安全な進め方をお伝えします。

BPPV(良性発作性頭位めまい症)とは?

BPPVは、耳石が三半規管に入り込むことで、頭を動かしたときに短時間の回転性めまいが起こる病気です。聞こえは保たれることが多く、頭の位置で症状が変化します。

BPPVとは、耳の中の耳石(体の傾きを感じる小さな粒)が三半規管(回転を感じる管)に入り、頭を動かしたときに短時間の回転性めまいが起こる病気です。

寝返り、起き上がり、上を向く・下を向くなどの動作で誘発されます。めまいは数秒〜1分ほどでおさまることが多く、耳の聞こえは通常保たれます。

吐き気を伴うことはありますが、持続的な頭痛や手足の力が入らないなどの神経症状は通常みられません。

BPPVの主な症状は?

特定の頭位で誘発される短時間の回転性めまいが特徴です。安静にすると一時的に落ち着くことがあります。

BPPVの症状は、特定の頭位で誘発される回転性めまいが短時間に出現し、同じ姿勢を保つとおさまるのが特徴です。

典型的には、朝起き上がる・寝返り・高い所を見上げる・下をのぞき込むなどで誘発されます。吐き気や冷や汗を伴うことがあります。

耳鳴りや難聴は基本的に伴いません。音や光、においで悪化するというよりは、頭の位置で変化します。

BPPVの原因は?再発するの?

加齢や体調不良、長期臥床などで耳石がはがれやすくなることが要因です。再発することもあるため、日常の工夫とリハビリで対策します。

BPPVの原因は、加齢、寝不足・体調不良、長期臥床、軽い頭部打撲、耳の病気の回復期などで耳石がはがれやすくなることです。

耳石が三半規管の中を動くため、頭の動きに合わせてめまいが出ます。さらに、数か月〜数年で再発する方もいます。

再発予防には、過敏になった前庭機能を慣らす体操を無理のない範囲で続けること、急な寝返りを避けること、適度な運動と睡眠で体調を整えることが役立ちます。

BPPVは自然に治る?放置してよい?

自然に軽快する場合もありますが、自宅でのめまいリハビリを続けると回復を後押しし、再発予防にもつながります。

BPPVは自然に軽快することもありますが、めまいリハビリを取り入れると改善を目指しやすくなります。

多くは数週間で軽快しますが、放置すると長引いたり、めまいへの恐怖・動きの回避から体力低下につながることがあります。

医療機関で必要な診察・投薬を受け、自宅でのめまいリハビリを継続すると、回復が進めやすくなります。めまいリハビリテーションでは、安全に続けるコツもお伝えします。

BPPVの受診の目安・すぐ受診してほしい症状

初めての強いめまい、歩けないほどの持続性のめまい、難聴や神経症状を伴う場合は早めに受診してください。迷ったら安全を優先しましょう。

BPPVが疑われても、初めての強いめまい、歩けないほど強い持続性のめまい、難聴・耳鳴りを伴うめまい、神経症状を伴う場合は早めに受診してください。

  • ろれつが回らない、顔のゆがみ、手足のしびれ・脱力、激しい頭痛、意識がもうろう → すぐ救急受診を検討
  • 難聴・耳鳴り・耳閉感(耳がつまった感じ)を伴うめまい、数時間以上続く激しいめまい、繰り返す嘔吐 → 早めに耳鼻咽喉科へ
  • 再発を繰り返す、体操のやり方が不安、復職・復学に備えたい → 耳鼻咽喉科で相談

▶めまい・ふらつき外来について詳しくはこちら

自宅でできるめまいリハビリ(やり方と注意点)

自宅で行う体操は、三半規管の過敏さをならし、バランス機能の回復を促すことを目指します。安全を最優先に、少量から無理なく続けましょう。

めまいリハビリは、三半規管や前庭の過敏さをならし、バランス機能の回復を促す体操で、指導内容に沿って自宅で継続します。

体操の種類や回数は、症状や体調により個別に調整が必要です。目や頭の向きをゆっくり変える、姿勢を少しずつ切り替えるなど、無理のない範囲から始めてください。

必ず安全な環境(落下物のない床、転倒防止にそばで支える人・手すり)で行い、強い吐き気や頭痛、しびれが出たら中止して受診してください。体操の回数や進め方は医療者にご相談ください。

日常生活での注意点・再発予防

起床や寝返りはゆっくり、十分な睡眠と軽い運動で体調を整えることが大切です。長い安静は避け、できる範囲で日常活動を再開しましょう。

BPPVの再発予防には、寝返り・起床時の動作をゆっくり行い、十分な睡眠と軽い運動で体調を整えることが大切です。

起床時は、横向きでしばらく座位を保ってから立ち上がります。高所での上向き作業は避け、必要時はこまめに休みます。

長期の安静は回復を遅らせます。医師の指示に沿って、できる範囲で日常活動を再開しましょう。再発時は早めに受診して、体操の内容を見直します。

BPPVとめまいリハビリについてよくある質問

Q. BPPVは放っておいても治る?いつまで続く?

A. 数週間で軽快する例もありますが、めまいリハビリを取り入れると改善を後押ししやすくなります。長引く場合や再発を繰り返す場合は受診してください。

Q. 仕事や運転はしてもいい?

A. 発作が強い間や体操直後は運転・高所作業を避けてください。症状が安定し、ふらつきが改善してから再開します。安全第一で主治医と相談しましょう。

Q. 薬だけでも良くなる?

A. 薬は吐き気など急性期のつらさを和らげる補助です。回復を目指すには、自宅でのめまいリハビリを継続することが重要です。

Q. 繰り返すBPPVを予防する体操はある?

A. 前庭の順応を促す体操が役立つことがあります。型や体調に合わせた頻度・回数が必要なので、無理のない範囲で続け、心配があれば耳鼻咽喉科で相談してください。

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院長 中下陽介

中下 陽介(なかしもようすけ)

院長・医学博士・耳鼻咽喉科専門医

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当院では、専門的な知識と経験を生かし、適切な検査・診断・治療をご提案しています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

主な資格・認定

  • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
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  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定騒音性難聴担当医
  • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 嚥下トレーニング協会認定講師
  • 日本レセプト学会認定レセプト管理士
  • 博士(医学)広島大学
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