成人の健康のための「良い睡眠」とは?

睡眠は、時間だけでなく「質」も大切です
「毎日何時間眠ればよいですか?」
睡眠について、このような疑問を持つ方は少なくありません。
成人の良い睡眠を考えるうえでは、単に長く眠ればよいわけではありません。
大切なのは、
① 必要な睡眠時間を確保すること
② 朝起きたときに「しっかり休めた」と感じられること
です。
この「睡眠によって十分に休養できた」という感覚を、睡眠休養感といいます。
成人では6時間以上の睡眠時間を目安に
必要な睡眠時間には個人差がありますが、成人では少なくとも6時間以上(6~9時間)の睡眠時間を確保することが言われています。
ただし、
「7時間寝ているから大丈夫」
とは限りません。
十分な時間眠っていても、
- 朝起きても疲れが残っている
- 日中に強い眠気がある
- 何度も夜中に目が覚める
- 熟睡した感じがしない
といった状態が続く場合には、睡眠の質が低下している可能性があります。
睡眠不足や不眠は、全身の健康に影響します
睡眠は、単に「疲れを取る時間」ではありません。
添付資料では、不眠や睡眠不足が続くことによって、日中の眠気や倦怠感だけでなく、仕事の能率低下や事故のリスク、さらにさまざまな健康問題との関連が示されています。
特に、
肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病、心血管疾患、うつ病、認知機能の低下など
との関連にも注意が必要です。
したがって、良い睡眠を確保することは、毎日の体調を整えるだけでなく、将来の健康を守るためにも大切です。
良い睡眠のためにできること
毎日の生活を少し見直すことで、睡眠の質を改善できることがあります。
朝は一定の時刻に起き、朝食をとり、光を浴びることを意識しましょう。
日中から夕方にかけては、散歩など適度に体を動かすことも大切です。
夜は、
- 寝る前のカフェインや飲酒を控える
- 喫煙を控える
- スマートフォンやパソコンの強い光を避ける
- 寝室を暗く静かにする
- 暑すぎず寒すぎない室温にする
など、眠りやすい環境を整えることがポイントです。
音楽やストレッチなど、自分に合った方法でリラックスすることもよいでしょう。
「眠っているのに疲れが取れない」場合は?
生活習慣や寝室環境を改善しても、
「朝すっきり起きられない」
「日中とても眠い」
「十分寝ても疲れが取れない」
という状態が続く場合には、単なる睡眠不足ではなく、睡眠を妨げる病気が隠れていることがあります。
その代表的な病気のひとつが、
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
です。
睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりすると、本人が十分な時間眠っているつもりでも睡眠の質が低下し、日中の眠気や起床時のだるさなどにつながることがあります。
特に、
「大きないびき」
「睡眠中に呼吸が止まると言われた」
「日中の強い眠気」
「朝起きても疲れが取れない」
といった症状がある場合には、一度睡眠中の呼吸を調べることをおすすめします。
いびき・睡眠時無呼吸は耳鼻咽喉科へ
いびきや睡眠時無呼吸には、鼻づまりや鼻・のどの空気の通り道(上気道)の狭さなどが関係していることがあります。
耳鼻咽喉科では、鼻やのどの状態を診察し、必要に応じて睡眠検査を行い、原因や重症度に応じた治療を検討します。
「いびきくらい」と考えず、睡眠の質を見直すことから健康管理を始めてみましょう。
良い睡眠は、「何時間寝たか」だけではありません。
「朝、しっかり休めたと感じられるか」も大切です。
いびき・睡眠時無呼吸についてはこちら
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耳・鼻・のどなどでお困りの方は、お気軽に楓みみはなのどクリニックへご相談ください。
耳・鼻・のどの専門医が、お子さまからご高齢の方まで、一人ひとりの症状に合わせて丁寧に診察し、必要な検査・治療をご提案いたします。
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執筆・監修医師紹介

中下 陽介(なかしもようすけ)
院長・医学博士・耳鼻咽喉科専門医
耳・鼻・のどの症状でお困りの患者さんに安心して受診していただけるよう、一人ひとりの症状や生活背景に合わせた分かりやすい診療を心掛けています。
当院では、専門的な知識と経験を生かし、適切な検査・診断・治療をご提案しています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
主な資格・認定
- 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定騒音性難聴担当医
- 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 嚥下トレーニング協会認定講師
- 日本レセプト学会認定レセプト管理士
- 博士(医学)広島大学
- 補聴器適合判定医師




