妊娠中の花粉症
妊娠による生理的変化、ホルモン分泌機能の変化、自律神経系の変調などにより、鼻の粘膜も過敏になり、花粉症は悪化しやすくなります。
妊娠(受精)前~妊娠3週末まで
この時期は、花粉症の治療で処方されるお薬の影響はほぼありません。
妊娠4週~15週末(4カ月末)まで
妊娠4カ月の半ばまでは胎児の大事な器官形成期にあたり、薬の使用は避けた方が安全です。市販の内服薬や点鼻薬も控えましょう。
妊娠16週末(5カ月)以降
症状が強ければ抗アレルギー剤の内服やステロイド点鼻薬、漢方薬を使用することが可能です。また、蒸しタオルや鼻洗浄、蒸気の吸入は引き続き行いましょう。
授乳中の方へ
体内への吸収がほとんどない点鼻薬を中心とした治療となります。内服可能な抗アレルギー剤もあるため、我慢せずに治療を行い、症状を軽くした方が生活のリズムもよくなります。遠慮なく、医師にご相談下さい。
執筆・監修医師紹介
院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介
経歴
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- 関西医科大学 医学部医学科 卒業
- 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
- 広島大学関連病院勤務
- 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
- 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
- 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
- 楓みみはなのどクリニック 院長
認定・資格
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- 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
- 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 博士(医学)広島大学
- 補聴器適合判定医師