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肺炎球菌ワクチンは65歳の1年間だけ|一宮市の定期接種と新しいワクチン

「65歳になって市からはがきが届いたけれど、肺炎球菌ワクチンって何?」

「以前に打ったことがあるけれど、また必要?」。

2026年4月から定期接種のワクチンが新しくなり、外来でもご質問が増えています。

この記事では、肺炎球菌の基本から、一宮市の定期接種の内容、以前に接種した方の考え方まで、わかりやすくご説明します。

肺炎球菌とは?鼻やのどの奥にすみつく細菌です

肺炎球菌は、咳やくしゃみのしぶきでうつる細菌です。

高齢の方の約5〜10%では、鼻やのどの奥に菌がすみついているといわれています。

ふだんは症状がなくても、体力や免疫の力が落ちたときに菌が増えて、気管支や肺、血液の中に入り込むと、重い病気を起こすことがあります。

肺炎球菌が起こす主な病気

肺炎球菌は、肺炎の原因として最も多い細菌のひとつです。

さらに、血液の中に菌が入る敗血症や、脳や脊髄を包む膜に炎症が起こる髄膜炎など、命に関わる重い感染症(侵襲性肺炎球菌感染症)の原因にもなります。

耳鼻咽喉科の立場からお伝えしたいのは、肺炎球菌が中耳炎や副鼻腔炎の主な原因菌のひとつでもあることです。

鼻やのどにすみつく菌だからこそ、耳や鼻の病気とも深く関わっています。

2026年4月から、定期接種のワクチンが変わりました

2026年3月までの定期接種では「ニューモバックス(23価)」というワクチンを使っていましたが、2026年4月からは「プレベナー20(20価結合型ワクチン)」に変わりました。

肺炎球菌には100種類以上の型がありますが、プレベナー20はそのうち20種類を対象にしています。

この20種類で、大人の重い肺炎球菌感染症の原因の約5〜6割を占めるという研究結果があります。

また、型にかかわらず、重い肺炎球菌感染症全体の3〜4割程度を予防する効果があるとされています。

1回の接種で完了します。

肺炎球菌ワクチンは、すべての肺炎を防ぐものではありませんが、接種によって重症化を防ぐ効果が期待できます。

主な副反応

注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、だるさ、頭痛などが出ることがありますが、多くは数日で治まります。

まれに強いアレルギー反応などが起こることがあるため、接種後はしばらく院内でお過ごしいただきます。

【2026年度】一宮市の肺炎球菌ワクチン定期接種

対象になる方

一宮市民で、65歳の方が対象です。

このほか、60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能障害、またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり、身体障害者手帳1級相当の方も対象です。

以前は70歳・75歳などの5歳ごとの年齢も対象でしたが、この特例は2024年3月31日で終了しています。

接種期間は「65歳の1年間」だけです

接種期間は、65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日までです。

66歳の誕生日を過ぎると、定期接種では受けられなくなります。

案内はがきは、65歳を迎える誕生月の翌月上旬に一宮市から届きます。

はがきが届いたら、お早めにご予約ください。

自己負担額

2025年度に届いた案内はがきに「一部負担金2,000円」と書かれている場合でも、2026年4月以降の自己負担額は4,000円です。

生活保護世帯の方は、事前に生活福祉課で証明書の発行を受けると、自己負担金が免除になります。

※制度の内容は、2026年9月時点の一宮市の情報にもとづいています。

最新の情報は一宮市のホームページでご確認ください。

👉一宮市のホームページについて詳しくはこちら

当日の持ち物

一宮市から届いた案内はがき、マイナンバーカードなど年齢や住所が確認できるもの、過去に肺炎球菌ワクチンを接種した方は接種の記録をお持ちください。

はがきを紛失された方や転入された方は、一宮市のホームページから発行を申請できます。

ご注意ください

過去に任意接種などで肺炎球菌ワクチンの接種を終えている方は、定期接種の対象外になります(医師が必要と判断した場合を除く)。

以前の接種記録がある方は、接種前にお知らせください。

以前ニューモバックスを接種した方へ

以前にニューモバックスを接種した方も、接種から一定期間(1年以上)をあけて、新しいタイプのワクチンを任意接種で追加することが勧められる場合があります。

持病や前回の接種時期によって考え方が変わりますので、接種記録(接種済証やお薬手帳など)をお持ちのうえ、ご相談ください。

66歳を過ぎて一度も接種していない方も、任意接種(全額自費)で接種できます。

よくあるご質問

Q.1 肺炎球菌ワクチンは毎年必要ですか?

いいえ。定期接種で使うプレベナー20は1回の接種で完了します。

毎年接種するインフルエンザワクチンとは異なります。

Q2. インフルエンザワクチンと一緒に受けられますか?

医師が必要と認めた場合は、同じ日に接種することができます。

ご希望の方はご相談ください。

Q3. 予約は必要ですか?

ワクチンを準備するため、予約制とさせていただいています。

受付またはお電話でご相談ください。

一宮市・尾張・西濃地域で耳・鼻・のどなどでお悩みの方へ

耳・鼻・のどなどでお困りの方は、お気軽に楓みみはなのどクリニックへご相談ください。

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耳・鼻・のどの病気は、症状が軽いうちから治療を開始することで、症状を軽減できる場合があります。

気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

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執筆・監修医師紹介

中下 陽介(なかしもようすけ)

院長・医学博士・耳鼻咽喉科専門医

耳・鼻・のどの症状でお困りの患者さんに安心して受診していただけるよう、一人ひとりの症状や生活背景に合わせた分かりやすい診療を心掛けています。

当院では、専門的な知識と経験を生かし、適切な検査・診断・治療をご提案しています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

主な資格・認定

  • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定騒音性難聴担当医
  • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 嚥下トレーニング協会認定講師
  • 日本レセプト学会認定レセプト管理士
  • 博士(医学)広島大学
  • 補聴器適合判定医師

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