症状

声がかれる声が上手く出ないがらがら声などの症状が現れます。

原因

無理な発声を続けてしまったため、声帯に負荷がかかり、声帯の一部にペンだこのような小さなこぶが出来てしまったことが原因です。

経過

お子さんの場合、声を使わずにいることが難しいため治りにくく、声がれがしばらく続きますが、一般的には数カ月から1年くらいで改善していきます。

当院での治療

当院では月に1回程度の定期的な内視鏡検査と、消炎剤の内服や吸入治療を行います。

日常生活での注意点

声の安静を保つことで、症状が改善することを知っていただいたうえで、ご家庭での声の衛生指導が大切になります。具体的には、「長時間話すことを控える」「力んだ声(どなり声)を避ける」「咳払いを避ける」などが留意点です。ただし、お子さんに過度の発声制限や沈黙を強要しすぎてもいけません。自然治癒が望める病気であることをご理解ください。

 
 

執筆・監修医師紹介

医師 中下陽介院長/医学博士
楓みみはなのどクリニック 院長 中下 陽介

経歴

    • 関西医科大学 医学部医学科 卒業
    • 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
    • 広島大学関連病院勤務
    • 木沢記念病院 耳鼻咽喉科 副部長
    • 岐阜大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教(臨床講師)
    • 中濃厚生病院 頭頸部・耳鼻咽喉科 部長
    • 楓みみはなのどクリニック 院長

認定・資格

    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定騒音性難聴担当医
    • 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
    • 日本医師会認定健康スポーツ医
    • 博士(医学)広島大学
    • 補聴器適合判定医師

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